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大名行列が行われた年代!明治にも行われた?

江戸時代の参勤交代の際に、全国各地で見られた大名行列は、日本全国に文化交流をもたらしました。

各地の大名が、自国の様相を庶民に見せつけるという側面もあり、大名行列を一目見ようと庶民が集う場合もありました。

一方で、公務の際の大名の移動時には、街の中でも行列を組んでいました。

そんな大名行列ですが、いつから行われ、その後の時代ではどのようになっていったのでしょうか?

本記事では、大名行列が行われた年代について考察し、明治時代の大名行列についてまとめていきます。

目次

大名行列が行われた時代は?

大名行列が行われた時代について考察する前に、そもそも大名とは何か、いつから大名と言われるようになったのかについて考察していきます。

そもそも大名って何?

大名とは、平安時代末ごろから使用されるようになった役割で、私田の一種の名田の所有者を指す言葉です。

その後、鎌倉時代に入ると大きな所領をもって、多数の家臣を従えている有力武士を大名と称するようになりました。

南北朝時代から室町時代になると、幕府が置いた職である守護が領国を拡大して、守護大名と呼ばれました。

戦国時代に入ると、守護にとってかわった武士が、戦国大名と呼ばれるようになります。

江戸時代になると、主に石高1万石以上の所領を幕府から禄として与えられた藩主を大名と呼び、徳川家康に仕えた時期が関ヶ原の戦いの前か後ろかで、譜代大名と外様大名と呼ばれるようになりました。

江戸時代より前の大名行列

大名行列は本来、戦時の行軍に準じた臨戦的・軍事的な移動形態です。

したがって、平安時代の頃から大名と呼ばれる者がいたわけなので、広い意味の大名行列は平安時代からあったと考えられます。

ただし、戦時の行軍であるため、江戸時代の大名行列のような華美なものではなかったでしょう。

大名行列とは別の言い方で、武者行列という表現もあります。

江戸時代の大名行列

初代将軍徳川家康により、江戸幕府が開かれ、日本全国から大規模な戦争がなくなったことから、大名行列の意味合いが変化します。

特に、三代将軍徳川家光により制度化された参勤交代により、各藩主は、定期的に大名行列を組んで、江戸に参勤するようになります。

戦をする姿から、各藩主が幕府への忠誠と、藩の権威を示すために、大名行列は華美なものへと姿を変えていきます。

明治時代の大名行列

15代将軍徳川慶喜の大政奉還により、武士の時代に終わりが訪れ、大名は地位を失います。

それと共に、大名行列は見られなくなっていきます。

一方で、見世物としての大名行列は、その後も行われ、明治時代に入ってからも度々見られるようになっている。

1897年

1897年には、明治維新に伴い江戸から東京へと改称され、都と定められてから30周年を記念した祝賀会の際に、見世物として行なわれました。

俳優、旦那衆、芸妓、画家、噺家、芸人、たいこもち、金に糸目をつけない一流の人たちが、華美な衣装を身にまとって市中を練り歩きました。

1906年

1906年には、イギリスのエドワード7世から、明治天皇に最高勲章である「ガーター勲章」が贈られます。

イギリスからの使節団が来日した際に、一行を歓迎するために政府が大名行列を再現しました。

現代に再現された大名行列

明治時代以降も、大名行列を再現する行事は日本各地で行われています。

長野県飯田市(お練り祭り)

お練り祭りは、長野県飯田市で行われる祭りで、メインのイベントの一つとして、大名行列が行われます。

京都府与謝野町(岩滝大名行列)

岩滝の大名行列は、起源はわかっていませんが、全国的にもめずらしく生きた文化財とも言われる大名行列を見ることが出来ます。

静岡県島田市(島田大祭)

島田大祭は、静岡県島田市の大井神社の祭りで、3年に1度、寅・巳・申・亥の年の10月中旬に開催されます。

祭事の一つとして、神輿渡御に従って続く大名行列を見ることが出来ます。

愛知県西尾市(西尾祇園祭)

西尾祇園祭は、六万石の城下町西尾市の夏を彩る祭りで、約400年前から受け継がれています。

伊文神社神輿をはじめ、大名行列が市街地一帯を練り歩きます。

愛知県豊橋市(二川宿本陣まつり)

二川宿本陣まつりは、東海道五十三次33番目の宿場町だった豊橋市二川町を舞台に、松平伊豆守信明の大名行列を再現しています。

岡山県矢掛町(矢掛の宿場まつり)

矢掛の宿場まつりは、諸大名の宿場町として繁栄した山陽道の矢掛宿を舞台に、約80名で編成された大名行列が再現されています。

岡山県新見市(御神幸武器行列、俗称 土下座まつり)

御神幸武器行列は、岡山県新見市新見で毎年10月15日に行われる船川八幡宮秋季大祭で行われる行事です。

土下座まつりとも言われ、総員64名で構成される行列を見ることが出来ます。

まとめ

ここまで、大名行列が行われた年代について考察をしてきました。

また、明治時代に行われた大名行列についてまとめました。

江戸時代の参勤交代を機会に、全国で見られるようになった大名行列が、行事として現代にも受け継がれているというのに歴史のロマンを感じました。

今回紹介した大名行列以外にも、見る事の出来る大名行列は他にもあるので、歴史好きの方は是非直接ご覧になって頂ければと思います。

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