MENU

大名行列で使用した箱「挟箱」とは

参勤交代時の大名行列は、大規模な旅行でもありました。また、目的地である江戸で一定期間を生活しなければなりませんでした。
つまり、大名行列では旅行・生活に必要な日用品や文書などを運搬する必要もあり、そのために使われた道具もあります。
この記事では、江戸時代の武家の旅行道具であり、大名行列でも用いられた挟箱について説明します。

目次

大名行列で使用した箱「挟箱」とは?

挟箱(はさみばこ)とは、江戸時代の武家が用いた旅行用品の一つです。衣類や文書などを持ち運ぶための道具であり、武家奉公人に担がせていました。

大名行列で使用される挟箱にはそれぞれの家に応じた格式があり、加賀藩、薩摩藩、仙台藩などの大藩、足利家の支族である喜連川家、紀伊・尾張・水戸の御三家、会津藩や越前藩といった親藩などは金紋先箱と呼ばれる格式の高いものを使っていました。

金で挟箱の蓋の左右に紋所を書いていることから金紋先箱(先箱は挟箱の一種)と言います。ただし、加賀藩は中央に一個だけ大きく紋所を書いていました。

形状は、箱上部に金具を設け、そこに担ぎ棒を通すことで、担いで運べるようになっています。

古くは竹の先を割ったもの(挟み竹)に衣類を挟んで持ち運んでいましたが、やがて二枚の板で衣類を挟むようになり、それがさらに長方形の箱を用いるようになったものが挟箱です。

挟箱という名称も上記したように竹の先を割り衣類を挟んで運んでいたことがその由来です。

挟箱を担ぐ中間(武家奉公人の一種)の姿

以上、挟箱について説明しました。

ともだちにシェアする
目次